上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

上部消化管とは、食道・胃・十二指腸を指します。内視鏡検査はこれらの場所にできる病気(ポリープ、 腫瘍、炎症、潰瘍など)の診断や治療方針を決めるために行います。精密で確かな診断のためには、 内視鏡検査が推奨されます。

健康診断で上部消化管内視鏡検査を行うことが多いのですが、胸焼け、腹痛、食欲低下、貧血などの症状がみられる場合には、原因を調べるために随時行います。病変が疑うところがあれば生検(病変の一部を取って、顕微鏡で組織を確認)をすることもあります。またヘリコバクター・ピロリ菌という胃を荒らす菌の存在が疑われれば、内視鏡検査後に血液、便検査で調べます。ヘリコバクター・ピロリ菌陽性であれば除菌治療を開始します。除菌治療後であっても、潰瘍、腫瘍のリスクがありますので、年1回の上部消化管内視鏡検査が勧められます。

よくある質問:胃カメラ検査前は飲食の制限がありますか?
上部消化管内視鏡検査を予約して行う場合ですが(予約時に詳しく説明させていただきます)、午前中の予約の方は、前日夜9時までに軽めの食事のみでお願いします。当日朝は絶食で薬の内服や色の付いた牛乳・お茶などの飲み物も飲まないでください。口にして良いのはコップ半分の水のみになります。午後に予約の方は、当日の朝は軽めの食事のみでお願いします。当日昼は絶食で薬の内服や色の付いた牛乳・お茶などの飲み物も飲まないでください。口にして良いのはコップ半分の水のみになります。