よくある質問
Q.朝の診療は何時から始まりますか?
診療予約の記入用紙を設置していますので、早い方から順番に名前だけ記入して下さい。一旦お帰り頂いても結構です。
(R2.10)
Q.時間外や休日は診てもらえますか?
(R2.10)
Q.胃カメラを受けたいのですが、どのようにして受診したらよいですか?
Q.胃カメラを受けるのが苦手なのですが、麻酔をかけて、つらくないようにしてもらえますか?
しかし、中には体質的に喉が非常に敏感な方があり、検査中どうしても嘔吐反射が強く出てしまい、つらい思いをされる方がおられます。
こういう体質の方には、意識がやや朦朧となる軽い麻酔注射を使って、苦痛なくカメラを受けてもらうこともできます。
ただしこの場合、検査後、念のため一時間ほど休んでから帰っていただきます。
ご希望の方は検査の前にお申し付け下さい。
(H18.9)
Q.血圧が高いのは私の体質です。
何もつらくないのに、どうして血圧を下げないといけないのですか?
A.これはよくある素人さんの危険な考えです。
確かに高血圧は何の症状もないことが多いのです。血圧が200あってもケロッとしている人もいます。症状の有る無しは全く関係ありません。忘れてはならないことは、血圧が高いと言うことは心臓や血管に無理な圧力がかかっているという事実です。水道管やガス管、或いは車の油圧と同じです。ちゃんと適正な圧にしておかないと心臓や血管が人よりも早くボロボロに傷んでしまい、長生きできない体になるということです。血圧を下げるということは心臓や血管にかかる無理な負荷を取ってやり、心臓や血管をいつまでも若々しく長持ちさせることに直結するのです。
薬を飲んででも血圧を適正に保たなければいけません。
高血圧の体質の人でも、薬で血圧を保つ限り健康な人と全く変わりません。
(H18.9)
Q.高血圧の薬は飲み始めたら、一生やめられないのですか?
ただ、いろんな生活習慣を改善すること(塩分制限や肥満是正、運動、ストレス発散など)により、体質が改善しますと、薬を減らしたり、中止できる方もいます。
逆に薬を飲むだけで何の努力もしないような人は、まずやめられないでしょう。
また人によっては、季節によって薬を加減したり中止する必要がでてきます。
Q.職場の検診で肝機能が異常と言われたのですが?
他に、胆石症や肝臓の腫瘍が、肝機能障害の原因のこともありますから、必ず超音波などの画像診断も受けるようにして下さい。
(H18.9)
Q.血液検査だけで癌がわかりますか?
(H18.9)
Q.咳が長引いて、いろんな薬を飲んでもなかなか止まりません。何が考えられますか?
風邪を引いたのをきっかけに咳が長引く場合、よくあるのは気管支炎がこじれて喘息のような状態になっている喘息様気管支炎です。これは気管支喘息とは違い風邪が治れば完治するわけですが、症状は気管支喘息とほとんど同じです。もともと気管支喘息の体質がある人に出やすいようです。きちんと治さないと本物の気管支喘息になってしまう事もあります。
次いで多いのはマイコプラスマとかクラミジアといった特殊な菌による感染症です。普通の抗生剤では効果がなく、あまり痰が出ないのが特徴で、激しく咳き込みます。熱はあったりなかったり。こじれるとしばしば喘息のようにゼーゼーしたり、肺炎になったりもします。内服薬で治りますが、かなり長期間続けないと完治しにくいものです。
他、有名なところでは気管支喘息があります。気管支の慢性炎症のため気管支の内腔が細くなり、ゼーゼーして頑固な咳が長引く病気です。特に、就寝時や朝方に咳き込みやすいものです。慢性の病気なので長期にわたる治療を必要とします。風邪をきっかけに増悪しますので、喘息様気管支炎との鑑別が必要です。
他、タバコを吸う人や蓄膿症があるような人では慢性気管支炎が原因かもしれません。いつも汚い痰が絡んでいて痰を出すためにいつも咳をしている感じです。
他、埃やカビや花粉などのアレルギーが原因となっているとしか思えないようなものや、シンナーや粉塵の吸入が原因であるような頑固な咳もよく見られます。最近よく言われる咳喘息もこういう状態と似ており、アレルギーや喘息に対する治療などで軽快することが多いようです。
他、心臓が悪いために心不全から喘息様の症状を起こす心臓喘息という病態もあります。
他、ある種の高血圧の薬は頑固な咳を引き起こすことがあります。
他、胃酸が、胃から食道に逆流することによって、喉頭が炎症を起こし咳が出ることもあります。
他、コロナウイルス感染症の可能性もあります。
最後に、稀ではありますが、恐ろしい肺癌や結核、或いは間質性肺炎などが見つかることもありますので、咳がいつまでも長引く場合は必ずレントゲンやCTの検査でチェックしてもらうようにしてください。
(R2.10)
Q.精密検査や入院が必要なときは、どこの病院に紹介してもらえるのですか?
さて、紹介先の病院についてですが、基本的には患者さんや家族の方の御意向をまず優先しております。とくにご希望先のない場合や、ご希望の病院がある場合でも病気の種類や病状によっては、こちらの判断で、最適と考えられる医療機関を提案させていただきます。実際には、ご希望に配慮した上で、近隣では丹南病院・木村病院・斉藤病院など、大病院では県立病院・赤十字病院・済生会病院・福井循環器病院などにご紹介させていただいております。東京や大阪などの県外の専門病院でもご希望があればいつでも紹介状を書いております。 (H18.9)
Q.太っています。どうしたら痩せられますか?
太っている人とくに早食いの人の中には、しばしば食べすぎていることを自覚しない人がいます。早食いの人は満腹感が得にくく、ついつい食べ過ぎているのですが自分では気が付きません。まずゆっくり時間をかけて食べるようにしましょう。ご飯を1~2杯に決め、ご飯がなくなった時点でおかずも終わり、にしましょう。他に、やせない人のよくあるパターンは、知らないうちに油や脂を取りすぎている事です。油脂は、見た目の量は少しでも、カロリーは莫大です。天ぷらやステーキには誰でも用心しますが、マヨネーズやサラダのドレッシングなどにも要注意です。せっかく野菜を多くとっても油のドレッシングをかけていては何にもなりません。ピーナッツ、ポテトチップスなども油の固まり、口にしないことです。バターや砂糖をたくさん使ったお菓子類やあられの類も見た目以上にカロリーがありますので注意しましょう。
他、よくある勘違いはビタミンをたくさん摂ろうとして、果物を摂りすぎる事です。果物はお菓子と同じように糖分の塊で、高カロリーですので摂りすぎに注意しましょう。ちなみに、一日の果物の適量はリンゴなら一個です。
運動も必須です。できれば毎日か一日おきのペースで、30分位の早歩きのウォーキングがお勧めです。腕立てや腹筋運動なども取り入れ、筋力アップも図りましょう。始めのうちはなかなか変化が現れにくいですが、一ヶ月くらいは耐えて継続してください。継続しているうちに少しずつ体脂肪が減り、筋肉が付いてきて、体型や姿勢が変わってきます。一旦、筋肉が増えると少ない運動量でも効率よくエネルギーを消費できるようになり、脂肪がますます燃えます。このいい循環のサイクルに入ればしめたもので、どんどん変わっていく自分が楽しくなってくることでしょう。
最後にもうひとつ、運動のあとの一杯はたまりませんが、アルコール類のカロリーは甘いジュース以上です。せっかく苦労して運動したのですから、無駄にならないよう我慢しましょう。
(H18.10)
Q.血圧が、計るたびに違うのですが、どれが本当ですか?
安静で数分休んだあと、3回くらい計って最後の一番安定した値を採用するといいでしょう。連続して計るときは、一回一回、十分にカフの空気を抜いて、腕のうっ血を取りながら行って下さい。
誰でも、運動中や緊張したり興奮しているときは血圧は一時的に上がります。逆に、アルコールでほろ酔いのときや、入浴後、或いは気持ちよく運動した後などは血管が拡張して血圧はかなり下がります。
また朝方はやや高めで、夕方から夜にかけては下がるという日内変動があることも知られています。ただ朝の血圧が極端に高い場合は、早朝高血圧と言って特に危険性が高いと言われています。
朝夕の二回の安静時の血圧が正常(135/85mHg以下)であれば、多少の血圧の変動に神経質になる必要はありません。
(H18.10)
Q.安定剤は飲み続けても大丈夫ですか?
最近の安定剤は、長期連用してもほとんど副作用もなく、安全と考えられています。
安定剤の害を心配するあまり、無理をして、治りにくい自律神経失調症や心身症・うつ病になってしまっては元も子もありません。ストレスでおかしくなりそうなときは、むしろ早めに軽い安定剤を使用し、病状の悪化を防いだほうが良いのではないでしょうか。
当然、体調がよくなれば、薬の量や強さを少しずつ減量して行き、やめることができます。
(H18.10)
Q.健康食品・サプリメントを勧められていますが、摂るべきでしょうか?
巷にあふれる健康食品・サプリメントの類のほとんどが、素人受けするもっともらしい効能を謳っていますが、その多くは専門的にみれば、根拠に乏しく極めて怪しいと言わざるを得ません。過大な効能を謳い、薬事法違反に問われる事件もあとを絶ちませんが、これらはほんの氷山の一角でしょう。大体は高額な商品を売りつける詐欺的な商行為と私は思っています。
考えてもみてください、今こうしている間にも、世界中の製薬企業の超エリート研究者たちは、新たな薬を創生するために、それこそ血眼になって、果てはジャングルの奥地から深海の底まで新薬の材料を探し回っているのです。何万何十万という材料の中から血のにじむような努力の末にようやく物になる薬が生まれてくるのです。本当に効能のある健康食品やサプリメントであれば、そういう研究者たちが絶対放って置かないでしょう。
また本当に効能のあるものであれば、国も薬事法という法律の下に厳しく管理しなければいけませんから、素人が勝手に売買することなど許されはしません。結局、飲んでいてもとくに害のない、代わりに効果もない、素人に自由に売買させていても構わない、そういうあくまでも「食品」、が出回っている訳です。宗教のように精神的に癒される効果は期待できるかもしれませんが、頼り切らないことが大切と思います。
それどころか、中には逆に健康を害するサプリメントもあります。卑近な例で言うと、最近まで癌を予防するともてはやされたβ-カロチンは、今では摂りすぎると発ガン作用があることが判明しましたし、一部のアガリクスに発ガン作用が認められ問題となりました。
サプリメントに高額なお金をかける位なら、きちんとバランスよくおいしい食事をして、温泉や旅行にでも行ってストレスを発散したほうがどんなにいいか知れません。そして本当に必要な人は、きちんと確実な効能が証明されている「薬」、を飲むことです。
(H18.10)
Q.ピロリ菌の検査や治療はできますか?
ピロリ菌の除菌治療は、三種類の薬を一週間内服することで行います。とくに難しい治療ではありません。ただ成功率は7~8割と言われています。最終的に除菌が成功したかどうかの判定は、治療後3~6ヶ月後に胃カメラか、呼気を調べる検査で行います。
私自身、何年か前にピロリ菌の除菌治療を受けました。一回目の治療では失敗しましたが、薬を替えて二回目の治療をしましたところ見事に菌は消失しました。以来、胃の調子はうそのように快調です。胃癌にもなりにくい体質になったと勝手に解釈し安心しております。(最近ピロリ菌が胃癌の主要な原因であることがわかってきています。)
慢性的に胃の調子の悪い方は是非一度チェックされることをお勧めします。
(H18.10)
Q.風邪の時、お風呂に入ってもいいですか?
昔、私が子供の頃は、風邪というだけで、入浴は一律に禁止されたものでした。確かに、高熱や頭痛でつらいときや、咳や痰がひどくて息苦しいようなときには入浴してはいけません。というより、そんな時は最初から風呂に入りたいとは思わないでしょう。
一方、微熱程度の全身状態が良好な風邪であれば、入浴は差し支えないと思います。
清潔を保ち心身ともにリフレッシュする効果があるため、むしろお勧めかもしれません。
ただし、入浴は考える以上に体力を消耗しますので、暖まったらなるべく短時間で上がる、のぼせるほど温まり過ぎない、上がったらさっと乾かして湯冷めをしないうちにすぐ床に就く、などの注意が必要でしょう。
風呂上りには、一時的に症状が楽になって、治ったように錯覚することがあリますが、病気そのものが軽くなったわけではありませんので油断せず、早く休むことが大切です。
(H18.10)
Q.メタボリック症候群って?
今回提唱されたメタボリック症候群という概念の画期的な点は、この四つの病気がたとえ非常に軽い状態であってもいくつかが合併することにより、非常に強力な危険因子になり得るということを示したこと、そしてそれらの大元には、内臓脂肪という悪の根源があるのだということをはっきりさせたことにあります。
メタボリック症候群の中で定義されているのは、高血圧は130/85以上、高脂血症は中性脂肪150以上、善玉コレステロール40以下、空腹時血糖110以上と言う、いずれもこれまでの医者の常識からすればそれ一つだけでは完全な病気ともいえないくらいの比較的軽度のものばかりです。
それでも複数が合併すると、タバコや悪玉コレステロールが高いのと同じくらい動脈硬化を進行させる危険因子になるということです。
最近、脂肪細胞からさまざまなホルモン(アディポサイトカイン)が分泌されていることが明らかになって来ました。特に過食や運動不足がもとで増える内臓脂肪からは、糖尿病や高血圧や動脈硬化を引き起こす、非常に悪質なホルモンが何種類も分泌されていることがわかっています。
一方では、逆に内臓脂肪が減ると、糖尿病・高血圧・動脈硬化を予防し、さらにはは癌までも予防してくれる善玉のホルモン(アディポネクチン)が分泌される事までわかってきました。
従って内臓脂肪を減らすことが、糖尿病や高血圧を予防し、動脈をいつまでも若々しく保ち、健やかに長生きすることに直結するのです。
では、内臓脂肪を減らすにはどうしたらいいですかって?
残念ながら、それには食事と運動しかありません。
(H18.10)
Q.糖尿病といわれました。治りますか?
糖尿病には1型といって、原因の不明なままに突然発症してインスリン注射が絶対的に必要になる特殊なものもありますが、大多数は、主に遺伝的な体質があるところに生活の不摂生が重なって発症する2型糖尿病です。
ここでは2型糖尿病についての話になります。
結論から言うと、糖尿病の状態は治せますが、残念ながら、糖尿病の体質は一生治りません。
糖尿病になる人は、生まれつき膵臓からのインスリンの分泌が弱い体質があることがわかっています。ただそれだけでは糖尿病になることはありません。そういう体質がある上に、過食や運動不足が重なって発症するのです。
過食や運動不足が膵臓に無理をかけ膵臓を疲弊させインスリンの分泌が低下してしまいます。更に肥満により内臓脂肪が増えると、脂肪細胞からインスリンの効き目を悪くするようなホルモンが分泌されて、ただでさえ少ないインスリンがますます効かなくなり、糖に対する抵抗力が衰え最終的に糖尿病になってしまう訳です。
従って血縁に糖尿病の人がいるような人は、普段から生活習慣が乱れないように特に注意しないといけません。
一旦、糖尿病を発症すれば一生ものです。体質は治りません。
しかし、今ではいろんないい薬もありますので、きちんと療養すれば血糖は正常な人と同じようにコントロールでき、天寿を全うできますから、そういう意味では、糖尿病(の状態)は治せるといえます。
(H18.10)
Q.各種予防接種の料金を教えてください?
任意予防接種名 | 対象年齢 | 接種料金(税込) |
水痘 | 7,020円 | |
麻疹 | 5,400円 | |
麻疹・風疹混合 | 8,640円 | |
日本脳炎 | 4,320円 | |
破傷風 | 3,240円 | |
ジフテリア | 4,320円 | |
狂犬病 | 7,560円 | |
おたふくかぜ | 5,940円 | |
結核BCG | 6,480円 | |
A型肝炎 | 7,560円 | |
肺炎球菌 | 8,640円 |
※尚、いずれも電話でのご予約が必要です。